
【検証】落ちるナイフに手を出すな【FX】
- by ven
「落ちるナイフに手を出すな」という格言、株やFXをしているを方は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
「これだけ下がれば上がるだろう、反発があるだろう」などと手を出して、筆者もよく大けがをしています。
では「ナイフが落ち切った」つまりは「下げ止まった、勢いがおとろえた」と判断するにはどうするとよいのか。
ここでは実際のチャートからナイフが落ち切ったと考えられる相場を検証します。
※トレードを推奨していません
※トレードは自己責任です
下降トレンドが緩くなったサイン

2025/1/22 ドル円 5分足チャート
上記はドル円5分足の実際のチャートです。
およそ1円くらいの下降トレンドです。
筆者個人的には、それほどきつい下降トレンドではないです。
ですが手を出すところによっては、ヒヤヒヤしてしまう局面です。
ここに下げ止まったサインはあるのでしょうか?
反発の値動きで考える

上記は目についた反発を矢印であらわしました。
ここでは10、20、10銭、その程度の反発をしながら安値を更新しています。
しかし値動きの反発、これだけでは下げ止まったとは考えにくいかもしれません。
戻り高値で考える

さきほどの10銭や20銭の反発、そしてその後に安値更新をした価格を「戻り高値」と定義したチャートです。
上記の場合は、もっとも低い10銭の戻り高値を超えてから、大きく反発しています。
ただこの相場は素直なほうです。
相場によっては、戻り高値を超えても、さらに安値を割る場合もあるので注意が必要です。
いくつかのパターンを見てみる



まとめ
落ちるナイフが落ち切った、について検証をしました。
ここで見方を変えると、10銭や20銭の反発、またはそれ以上があっても、再び安値更新してトレンドは継続するパターンも多い。
つまりは強い下降トレンドは多少の反発で売っても、チャンスをつかめる可能性が高い、ということです。(絶対ではありません)
ただもっとも大事なのは、トレンドの反発を狙うにしても、トレンドに乗るとしても。
資金管理であったり、取りたい値幅をある程度決めておく必要があることです。
資金管理とは大げさで、ようは「やりくり」です。
しっかりと適切な損切額を決め、それに対する取りたい値幅を考えるべきなのです。
落ちるナイフに手を出すということは・・・
・短期的な反発で利益をとる?
・長期的なトレンド転換で利益をとる?
そうです、トレードの目的次第でやり方は変わってきます。
目的を明確にし、しっかりとしたやりくり(資金管理)で、現在のトレード結果に左右されず、長期的視点で利益を伸ばすことを意識したいものです。
ありがとうございました。
「落ちるナイフに手を出すな」という格言、株やFXをしているを方は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。 …