【FX】ボリンジャーバンドの3σと‐3σは反発を狙えるのか【標準偏差】
- by ven
FXで人気のインジケーターであるボリンジャーバンド。
EMAが土台となったこのインジケーターは人気のインジケーターの一つだと思います。
その活用方法の一つに「3σや-3σの反発狙い」があると思います。
結論から申し上げますと「3σや-3σの反発狙い」はやめたほうがよいと個人的に思います。
今回、実際の過去データから、「3σや-3σの反発狙い」が有効なのか見て行きたいと思います。
※トレードを推奨していません
※トレードは自己責任です
ボリンジャーバンドの3σと-3σって?
上記はドル円の1時間足。
上記のボリンジャーバンドは3σと-3σだけを表示しています。
本来は1σや2σなども表示されていたりしますが、今回は3σのみの表示としますね。
2023年7月のドル円の1時間足で検証
今回の検証は反発狙いということなので。
3σタッチで「売り」、-3σタッチで「買い」とします。
決済は「EMA20タッチ」で見てみましょう。
結論:一見うまくいきそうだが、結局はコツコツドカンパターン?
結論としては勝率が高いように見えて、一見は有効。
そして勝つ場合はほとんどが50銭程度です。
負けるときは大きいときに3円近く負けます。
これはなぜでしょう?
やはりこの反発狙いはトレンドフォローではないからです。
トレンドフォローというのは、トレンドと同じ方向にしかけます。
しかし反発狙いはトレンドに逆らっています。
つまりレンジ相場では勝てますが、レンジで取れる値幅は狭くコツコツと稼ぐことになる。
そしてそのコツコツ利益を、トレンドでドカンと失うことになる。
これでは大損は避けれそうですが、時間の無駄にも見えなくありません。
3σや-3σというのは「行き過ぎた」という側面もあります。
しかし別の側面は「強いトレンド」が発生している。
レンジは限られた値幅になりますが、トレンドはどこまで伸びるかがわかりません。
つまり損をするときの限界がわからないということです。
ただし、超短期で戦うなど、戦い方を工夫することで反発狙いは功を奏する可能性がありそうです。
ただ今回はたかだか1ヶ月のデータなので、もっと長期的に見る必要もありそうです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
FXで人気のインジケーターであるボリンジャーバンド。 EMAが土台となったこのインジケーターは人気のインジケー…