スワップで稼ぐなら、どの通貨ペアがいい?

宝箱

投資を始める人が増えている中で、FXのスワップで稼ぎたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

FXは投資の中でもリスクは高いと言われていて、その理由はレバレッジであったり、損切の難しさなどがあげられます。

スワップで稼ぎたいという方にとっては、ある程度の資金があれば稼げるだろう、という考えの方もいるかもしれませんが、通貨ペアによっては大きな含み損を抱えてしまうこともあるのです。

ここではスワップに適した通貨ペアについて解説させていただきます。


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スワップは各国の政策金利の差が影響する


スワップは基本的に通貨ペアごとに違っています。

各国の政策金利の差が大きいほど、スワップは高くなる傾向にあります。(各FX会社によっても違いあり)

では政策金利が高い国と低い国を見て行きましょう。

政策金利高い政策金利低い
トルコスイス
メキシコユーロ
中国日本

一般的にトルコと日本、メキシコと日本、中国と日本、といった通貨ペアは多くのFX会社で取り扱われています。

スワップも高い場合が多く、FX会社が宣伝として「トルコリラ円」「メキシコペソ円」などを使っていることをよく見かけます。


実際にどれくらいのスワップが貯まるの?


それでは先ほど例に挙げた「トルコリラ円」のスワップがどれくらい貯まるのかを見て行きましょう。

「トルコリラ円」のスワップポイントが比較的に高い「YJFX!」というFX会社で見てみましょう。

「YJFX!」では「トルコリラ円」を1万通貨、1ヶ月保有した場合、約808円が付与されるというデータがあります。

「トルコリラ円」が14.5円であった場合、1万通貨の取引に必要な証拠金はおよそ6,000円程度です。

1ヶ月808円の不労所得がもらえる・・・と安易に考えてはいけません。

FXのリスクはここにあります。


下降し続ける通貨ペアでスワップを狙うことのリスク


スワップポイントが高いということだけに目を奪われ安易に取引をすることには大きな危険が待っています。

例えば、スワップが貯まったとしても、「通貨の価値が下がる」ことでスワップによる恩恵以上の含み損を抱えてしまうリスクがあるのです。

下記は各通貨ペアの1年ごとの終値の推移です。

西暦トルコリラ円ランド円
2015417.8
2016338.5
2017299.1
2018207.6
2019187.8
2020現在146.3

上記はおおよその数値ですが、見ていただいてわかるように下降していることがわかります。

例えば2015年からトルコリラ円を1万通貨買い、月に1,000円ずつのスワップポイントをもらえたとして7万円分のスワップポイントが貯まっていると仮定しましょう。

しかし、通貨の価値は2015年の41円から現在の14円まで値を下げているため、27万円の含み損を抱えることになってしまいます。

スワップと相殺してもマイナス20万円程度の損が出ていることがわかります。

「さすがにこれ以上下がらないだろう・・・」と考えがよぎりますが、長く下がり続けているということは、次もさらに下がる可能性は大きく考えられます。

スワップ狙いで投資をすることにはこういったリスクが存在するのです。


スワップでは稼げない?


先ほどの例を見ていただいたように、スワップで稼ぐことには大きなリスクが存在します。

ではスワップでは稼げないのでしょうか?

そんなことはありません。

ただし、「スワップで稼ぐ」ということは、「通貨ペアの損を出さずにスワップを貯めたい」ということになります。

通貨ペアの損を防ぎたいということは、通貨ペアの取引で得をしたい・・・。

つまりスワップにこだわる必要があまりありません。

スワップで抱かれるイメージは「ほったらかしていてもスワップが貯まり稼げる」というものですが、FXの取引はそれほど安易なものではないのです。


スワップが貯まる成功例


ではどのような場合に、スワップを稼ぐことが出来るのでしょうか。

ここでいくつか例をあげます。

イギリスと日本の通貨ペアである「ポンド円」については、買い建てをすることでスワップが貯まります。

「ポンド円」を2011年の9月に117円程度で買えた場合、含み損をあまり抱えずにスワップを貯めることができています。

「ポンド円」は現在140円程度なので、含み益状態となります。

次に米国とスイスの通貨ペアである「ドルフラン」での成功パターンを見て行きましょう。

「ドルフラン」は2011年8月に0.71という底値を付けています。

こちらも買い建てでスワップが付与されるので、含み損がなく長期に渡りスワップが付与されます。

現在、0.9程度ですので含み益状態となります。

さらにユーロと米国の通貨ペアである「ユーロドル」はどうでしょうか。

「ユーロドル」は売りでスワップが付与されます。

2014年の5月に1.40という比較的に高い値をつけており、そこで売りをしていれば、含み損を抱えることなくスワップを得られます。

現在は1.19ですので、含み益状態です。


まとめ


以上、見ていただいてわかるように高金利でスワップが高いトルコリラや南アフリカなどの新興国の通貨は不安定であり、長期の視点でスワップを稼ぐことは難しいことがわかります。

また中国人民元やメキシコペソは長期のデータがないため、今後、どのように推移するのかもわかりません。

米国やユーロ、イギリスや日本といった組み合わせであれば、下がり続けたり上がり続けるといったことは少ないため、よいポジションをつかむことで、スワップを貯めることが可能になるのです。

ただし、新興国通貨のペアはリスクはありますが、短期の運用であればスワップを貯めることは不可能ではありません。

新興国通貨の強みは証拠金の少なさであり、少ない資金でロットをたくさん抱えることで、スワップと差益を狙うことが出来るというメリットがあります。

ただし、つかむタイミングを間違えれば大きな含み損を抱えることになってしまうことを忘れてはいけません。

ポジションを持つ場合には、スワップを一度、頭から切り離し、適正なポジションを狙うことや損切ライン決めることを意識したいものです。


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