株が急騰するサイン
- by ven
コロナが蔓延する中、収入が減少し、株を始める人が増えている中で、誰もが知りたいのは株が急騰するサインです。
当然ですが投資はリスクを伴うものであり、「絶対に上昇する」というサインは見つけられません。
しかし、不確実性が多い投資において上昇するかもしれないという「優位性」は大事なものです。
急騰する株は、急騰前にそのサインを出しているということをこの記事では解説させていただきます。
ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析は株や為替といった投資で使われる用語です。
値動きを示すチャートなどを分析する「テクニカル」とは全く違うものになります。
株におけるファンダメンタルズ分析とは何か。
それはその企業の売り上げ高や利益、負債といった「情報」です。
その「情報」が値動きに与える影響を分析するものです。
例えば、決算において利益が大幅に上がった企業であれば株価が上昇する「優位性」は高いと言えるでしょう。
その反面、大きな問題を起こしてしまった企業の株価などは下落しやすいというファンダメンタルズ分析もできます。
テクニカル分析
テクニカル分析とは主に値動きのチャートを分析して、株価が上昇するかどうかという「優位性」を分析します。
チャートには株の売買をする人の心理が反映されています。
それによってチャートの動きは一定の法則に従って動く可能性がある「優位性」を見出すことができます。
一般的なチャートの種類として「ローソク足」というものがあります。
この「ローソク足」からは「始値」「高値」「安値」「終値」を知ることができ、その形状からどのような取引がされていたのかがわかります。
例えば100円が「始値」であり「安値」、200円が「終値」であり「高値」であった場合。
そこから見えるのは売る人が極端に少なかったことがわかります。
もしも売る人が多ければ、「始値」である100円より低い(仮に80円などの)「安値」がサインとして出るからです。
そこから売る人がとても少ないということは、次の取引でも上昇を期待できる「優位性」が見えてきます。
また移動平均線というトレンドを推し量る手法も有効です。
過去の値動きを「短期」「中期」「長期」の3つの線で表すことにより、次の値動きを予測するものです。
移動平均線では「ゴールデンクロス」という株価が上昇するサインがあります。
それはどういうものなのでしょうか。
チャートが下降トレンドの時は「長期」の移動平均線の下を「中期」の移動平均線が走っています。
それが値動きに変化が起きることにより、「中期」の移動平均線が「長期」の移動平均線を上に突き抜けるときに交差するのです。
それが「ゴールデンクロス」と呼ばれており、その後に株価が上昇トレンドに転換する「優位性」を示すサインとなっています。
反対に「デッドクロス」というものもあり、それは下降トレンドに転換するサインである可能性を示しています。
さらにこういった「ゴールデンクロス」などのサインをいち早く感知する「オシレーター」というテクニカル分析もあります。
任天堂(7974)
任天堂(7974)はゲーム本体やソフトで有名な大企業です。
現在の株価は54,700円です。
2020年8月6日には49,190円の株価でした。
同日に日足のチャートで移動平均線がゴールデンクロスを形成していました。(移動平均線:EMA25、EMA9)
チャートの推移を見てみると、その後から短期間で急騰をした銘柄とわかります。
コロナにおける巣ごもり需要でニンテンドースイッチの本体やソフトの販売が好調であったことによるファンダメンタルズ分析ができます。
マクアケ(4479)
マクアケ(4479)はクラウドファンディングで有名な企業です。
スマホのアプリ活用なども功を奏し、この企業のニーズは高まっています。
マクアケ(4479)は2020年4月9日に4,170円の株価でした。
同日に日足のチャートで移動平均線がゴールデンクロスを形成しています。(移動平均線:EMA25、EMA9)
現在では株価は10,000円を超えて2倍以上の価格になっていることがわかります。
この銘柄についても急騰するサインは確かに出ていたのです。
フリー(4478)
フリー(4478)は人事労務ソフトやクラウド型の会計といった自動化機能に特化したシステムを強みにしている企業です。
フリー(4478)は2020年4月16日3,530円の株価で取引を終えました。
同日に日足のチャートで移動平均線がゴールデンクロスを形成しています。(移動平均線:EMA25、EMA9)
その後、移動平均線では少し弱気のサインが出たものの、再度、強気のサインが出たことにより株価は急騰しました。
現在の株価は2倍を超えて上昇をしていることがわかります。
こちらも現代のニーズに合っている業種であるというファンダメンタルズ分析や、チャートが示したサインによるテクニカル分析によって、急騰のサインを知ることが出来たと考えられます。
上昇中の株価は買った方がいい?
先ほど紹介させていただいた好調な銘柄は現在買った方が良いのか。
それは難しい判断であると言えます。
というのも上昇中の株価を安全につかむことはプロの技とも言えるからです。
よくある話で「買った途端に下がった」というものです。
そして「数日経過しても値が戻らないから売った」。
さらに「売ったその後に買値以上に上がった」、というような悲惨な話がよくあるのです。
いくら勢いのある株であっても、ほとんどの場合、株価は上がったり下がったりを繰り返しています。
上昇途中の株価が下がったタイミングで買う「押し目買い」という技もありますが、簡単なものではありません。
また長く上昇を続けている銘柄ほど、下がる可能性も大きいという考え方もできます。
さらにファンダメンタルズ分析やテクニカル分析が万能というものではありません。
つまるところ、上昇中であっても、急騰のサインが出た直後であっても、その「優位性」に賭ける「覚悟」が必要となってきます。
例えば「買値の20%以上下がったら損切をする」「配当金があるから株価がいくら下がっても保持し続ける」といったような「覚悟」を持つことが投資には必要だと考えられます。
まとめ
株が急騰するサインについて解説させていただきました。
株に限らず、投資においてポジションを持ったり、資産を購入するということは覚悟が必要です。
その上で自分自身を納得させるものが「ファンダメンタルズ分析」や「テクニカル分析」といったものから見出した「優位性」と言えます。
そして自分なりの手法を見出し、その手法で勝てる確率をあげたり、利益を出すことが目標となります。
常に勝ち続けることは難しいですし、短期で結果がでるものではありません。
様々な銘柄を分析して、株価が上昇することを祈りましょう。
コロナが蔓延する中、収入が減少し、株を始める人が増えている中で、誰もが知りたいのは株が急騰するサインです。 &…